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鳥々三昧

オオバタンの男の子と暮らす日常、旅行の様子などを綴ります。

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別れと出会い

ブログのネタが思いつかぬまま一週間・・・。
お迎え準備も少しずつですが、着実に進んでおります!
少し買い過ぎかな?というほどにおもちゃも買ってしまい・・・。おもちゃを見ていると、これで遊ばせてあげたいな~とか、これも面白そうでいいな~なんてどんどん増えていってしまいます(笑)
お値段的にはちっとも笑えないですが・・・^^;

お迎え準備もいいのですが、自分の中で一つ書いておきたいな~と思ったことがありますので、今日はそれを書かせていただきたいと思います。

私がなぜオオバタンをお迎えすることにしたのか、ここに至るまでには色々ありました。
その話のうえで欠かせないのが、9年間共に過ごしたセキセイインコの女の子、スカイとの別れです。
文章が長く、感情的になったりと読み苦しくなるかと思いますので、興味のある方のみ続きをどうぞ。

拍手[12回]

sky2.jpg
スカイ(セキセイインコ・♀)

私がスカイと出会ったのは、まだ私が小学生のころのことでした。(というと、年齢がばれてしまいそうですが^^;)
小さいころから動物が好きで、何を思ったかどうしてもセキセイインコが飼いたい!と母親にねだり、近くにある小鳥屋さんに連れて行ってもらいました。
小学生ながらに、飼うとなってからは飼育書を読んだりして少しの知識はあったので、店の人にオスのセキセイインコで、さし餌の雛が欲しいと言ったのを覚えています。
その頃の私は、馴れた鳥が頭をかいてとねだるとはこれっぽちも知らなかったので、おしゃべりのできるオスが欲しかったのだと思います。
店のおじさんは、三つほど積み重なったマスカゴの一つを開けて見せてくれました。初めてインコを飼うと言ったので、それならとさし餌一回の雛を勧めてくれました。多分、4羽か5羽くらいの雛がこちらを見ていました。
少しそれを見て、私は「これにする」と、しきりに餌をねだっている青い雛を指さしました。
オスがいいと言っていたので、おじさんに見てもらうと、「恐らくオスだと思いますよ」とのこと。
チップの入ったマスカゴに入れてもらい、ケージや餌も一緒に買って帰りました。

出会いは、こんな感じです。何分、小学生の記憶なので確かではないのですが、一目見てこの雛にしようと思ったのをハッキリ覚えています。特に病気もなく、元気に育ってくれました。
スカイは、ドライな性格の女の子でした(笑)
私の接し方もあったのかもしれませんが、絶対に体には触らせてくれませんでした。ただ、手を出せば絶対に乗ってきましたし、毎回ではないですが名前を呼べば肩に飛んできてくれるようにもなりました。
卵詰まりを起こしたせいで、女の子だったことも判明しました。(後になってから知ったのですが、血液検査をしない限り、幼鳥だとセキセイインコの性別を見分けるのは難しいそうですね・・・。)
メスのセキセイは喋らないと思っていたのですが、意外とおしゃべりもして、「スカイチャン、イイコイイコ」「スカイチャンカワイイ~※%○●#」といつも得意そうに自画自賛していました(笑)

数年して、異変が見られたのは3年ほどたったときのことでした。
何かおかしいなと思って見ると、尾脂腺が腫れあがっているようでした。その頃は知識もなく、鳥専門医がいることさえ知りませんでしたので、小動物も診ますという病院へ連れて行きました。
診察してもらうと、人間でいうニキビのようなものですねとのこと。飲み薬と軟膏のようなものを処方してもらいました。
しばらくはそれで治ったように見えたのですが、更に数年して、また尾脂腺に悪化がみられました。
どうやら出血したらしく、その血が固まって小指の先ほどの大きさの血の塊ができていました。慌ててパソコンで調べました。そこで、鳥専門病院というものがあることを知ります。しかし、一番近い専門病院で2時間ほどかかる距離でした。
仕方がないので、ホームページを見た限り、綺麗でよさそうな病院を見つけ、そこに連れて行きました。診察動物に犬、猫、そして小動物ではなく小鳥、と記載があったので安心していました。
診てもらうと、細菌などが原因ではないのでその部分を取り除けば大丈夫でしょうとのこと。糸のようなもので黒くなった部分を縛ってもらい、飲み薬も処方され、一か月ほどでその黒くなった部分はぽろりと落ちました。
しかし、一瞬治ったように見えたのですが、しばらくするとまたそこから出血。
今度は、黒い塊が尾脂腺全体を覆うような形で、それ自体が大きく腫れあがっていきました。数日のうちに大きさは親指の先ほどになり、本鳥も気になるのかしきりに齧るせいで余計出血し・・・というような状態になりました。
再度その病院へ行くと、突然「手術した方がいいですね。かなりのリスクはありますが手術しますか?」とのこと。
あまりに唐突で、セキセイインコサイズだと少しの出血でも命取りになることは知っていましたので、手術は考えさせて下さいとお返事しました。すると、それならもう一度糸で縛って様子を見ましょう、と。
今でも、思い出すことがあります。恐らく、かなり痛かったのだと思います。先生が縛ろうと糸を引くたびに、スカイは痛烈な叫び声をあげていました。
横でそれを見ている私を恨めしく思ったかもしれません。どうしてこんな酷いことをするのを見ているのに止めさせてくれないの、そんな目で私を見ていたかもしれません。
少しぐったりとしたスカイをキャリーに入れ、タオルをかぶせて待合室に戻りました。ふと、タオルを取って見て私は異変に気がつきました。
敷いてある新聞紙が血だらけだったのです。急いで先生に言うと、消毒をして包帯のようなものを巻いてくれました。
家に帰って、いつものケージに戻そうとしました。ヒーターをつけ、暖かくしたケージに戻したのですが、この時すでに止まり木には自力で止まれないような状態でした。嫌な胸騒ぎがしました。
そして、何度ケージに戻しても、入口まで戻ってきては、いつも出してほしい時にそうしていたように、くちばしでコンコンと網をつついていました。
出してやると、落ち着いたように羽を膨らませ、私の手の上でじっとしていました。あれだけ体を触るのを嫌がっていたというのに、自分から少し首を傾けて、首をかいてもらうのを嬉しそうに目を細めて受け入れていました。
あの時、彼女には自分の最期が分かっていたような気がします。
ずっと側にいたがり、離れようとしないのを体温がさがるといけないとケージに戻し、私はそのまま寝ることにしました。
ふと、深夜0時過ぎ、訳もなく目が覚めました。ほとんど寝ていないので眠くないはずがないのですが、唐突にスカイのことが気になり、ケージのあるリビングへ見に行きました。
スカイは、底に敷いた新聞の上に、いました。とっさに名前を呼んだのですが、反応はありませんでした。
腹を床につけるような形で、目をつぶって、死んでいました。
そっと持ち上げると、まだ少し温かかったのを覚えています。私に知らせに来たのでしょうか。なんにせよ、朝まで一人で放っておくことにならずによかったと思っています。
こうして、2009年9月25日の深夜、私のスカイとの9年間の生活は終わりを告げました。

それから、病院の治療に疑問を持った私は、鳥についてもっと勉強をしようと思いました。
専門病院に連れて行かなかったこと、餌の内容、環境、躾、さまざまなことに於いて、私がいかに無知だったかを知らされました。
そして、鳥について調べているうちに、私は白色オウムという種類を知ります。
まるで犬や猫のように甘える姿、物事を把握する能力、愛情の深さ、さまざまな点で私にはとても新鮮でした。
そして、何十年も生きるということ。
これは、オウムを飼ううえで障害の一つとなりうると思うのですが、私はすごく嬉しく感じました。
今後の人生を、ずっと一緒に過ごすことができるかもしれない。
もちろん、はじめは悩みました。ひょっとしたら、私一人では面倒が見れないほどに長生きするかもしれない。私に何かあるかも、この先どうなるか分からないんだから、飼えなくなる可能性だってある。そうなったら可哀想だから飼えない、でも、一緒に過ごしてみたい。そんな葛藤が、半年はあったと思います。

この先、何があるか分らないのは、きっと何年たっても同じだと思います。でも、少なくとも、私は絶対に小太朗を不幸にはしない、と今なら胸を張って言えます。
お互い辛いこと、色々あると思います。どうしようもないことがあるかもしれない、でも、私は責任をもって小太朗と生きていこう、そう思っています。
鳥の幸せが何かは分かりませんので、私が彼を『幸せ』にできるかはわかりませんが、コンパニオンバードとして生まれてきた彼を精一杯愛し、長く一緒にいられるよう最大限の努力をしていきたいと思っています。

ここまで読んで下さった方、もしいらっしゃいましたらありがとうございました。
起きたこと、私が今どんな思いか、自分に残すためにも書いておきたいと思い、かなりの長文になってしまいました。
長文、そして乱文ですみません。お付き合いいただきありがとうございました。

最後に。
IMG_7053.JPG
ロロスさんからこーんな写真が!
小太朗、かなり大きくなり、大人っぽい顔つきに。文句なしにかわいいです。(親ばか)
 

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初めまして

初めまして、つちのこさんのmixiからオオバタンちゃんがあまりにもかわいかったのでお邪魔して日記読せて頂ました、もの凄く共感できる内容がで思わず、うんうんとうなずきながら読みいってしまいました。
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▼小太朗

オオバタンの男の子。
2016/07/06 6歳を迎えました。


▼スカイ

2009/09/24 に亡くなったセキセイインコの
女の子。
9年を共に過ごしてくれたかけがいのない子です。

プロフィール

▼Jun
人間。お世話担当。
インコ、オウムを始め鳥類大好き。
Twitter@Jun_toribaka
(主にイラスト・作品用ですが、たまに小太朗の様子も)

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